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櫂 (新潮文庫) 文庫 – 1996/10/30
宮尾 登美子
(著)
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渡世人あがりの剛直義侠の男・岩伍に嫁いだ喜和の、愛憎と忍従と秘めた情念。
戦前高知の色街を背景に自らの生家を描く自伝的長編。
『春燈』『朱夏』『仁淀川』へと続く、宮尾文学の精髄。
高知の下町に生れ育った喜和は、十五の歳に渡世人・岩伍に嫁いだ。芸妓紹介業を営み始めた夫は、商売にうちこみ家を顧みない。胸を病む長男と放縦な次男を抱え必死に生きる喜和。やがて岩伍が娘義太夫に生ませた綾子に深い愛をそそぐのだが……。
大正から昭和戦前の高知を舞台に、強さと弱さを併せもつ女の哀切な半生を鮮烈に描き切る。作者自らの生家をモデルに、太宰治賞を受賞した名作。解説・加賀乙彦。
【映画化】
1985年公開。監督:五社英雄。
出演:緒方拳、十朱幸代、石原真理子、草笛光子、名取裕子、森山大蔵 - 島田正吾ほか
本文より
女子(おなご)は年頃になれば、誰に教えられたわけでもないのに、生れた家が己の死場所ではないことが、ひとりでに判って来るように喜和には思える。他家から入って来た里江がこの家に馴染み切ってゆくのと入替りに、この家の娘は此処から出てゆくのが、それもなるべく早く出るのが親孝行なのだと躰からして弁(わきま)えが出来上って来るように喜和には感じられる。
それだけに、岩伍との約束が出来た当座は心が浮き立つように嬉しくて、喜和は思うことをよく何でも口にした。……(本書40ページ)
本書「解説」より
人物がそれぞれ独特で面白い。とくに喜和という女性が、女の弱さと強さと、嫉妬と愛と、喜びと悲しみをそなえて、忘れられぬ造形となっている。夫の岩伍は、短気な乱暴者で博打にふけり家をかえりみない極道者だが、どこか憎めないこっけい味のある男である。綾子の先生たちや友人たちも、それぞれに陰影深く描けていて、作品の奥行きを増す役目を十全にはたしている。長編小説を読む喜びを、この作品は存分にあたえてくれる。
――加賀乙彦(作家)
宮尾登美子(1926-2014)
高知市生れ。17歳で結婚、夫と共に満州へ渡り、敗戦。九死に一生の辛苦を経て1946(昭和21)年帰郷。県社会福祉協議会に勤めながら執筆した1962年の「連」で女流新人賞。上京後、九年余を費し1972年に上梓した「櫂」が太宰治賞、1978年の『一絃の琴』により直木賞受賞。2009(平成21)年文化功労者となる。他の作品に『序の舞』(吉川英治文学賞)『春燈』『朱夏』『寒椿』『宮尾本平家物語』『錦』など。
戦前高知の色街を背景に自らの生家を描く自伝的長編。
『春燈』『朱夏』『仁淀川』へと続く、宮尾文学の精髄。
高知の下町に生れ育った喜和は、十五の歳に渡世人・岩伍に嫁いだ。芸妓紹介業を営み始めた夫は、商売にうちこみ家を顧みない。胸を病む長男と放縦な次男を抱え必死に生きる喜和。やがて岩伍が娘義太夫に生ませた綾子に深い愛をそそぐのだが……。
大正から昭和戦前の高知を舞台に、強さと弱さを併せもつ女の哀切な半生を鮮烈に描き切る。作者自らの生家をモデルに、太宰治賞を受賞した名作。解説・加賀乙彦。
【映画化】
1985年公開。監督:五社英雄。
出演:緒方拳、十朱幸代、石原真理子、草笛光子、名取裕子、森山大蔵 - 島田正吾ほか
本文より
女子(おなご)は年頃になれば、誰に教えられたわけでもないのに、生れた家が己の死場所ではないことが、ひとりでに判って来るように喜和には思える。他家から入って来た里江がこの家に馴染み切ってゆくのと入替りに、この家の娘は此処から出てゆくのが、それもなるべく早く出るのが親孝行なのだと躰からして弁(わきま)えが出来上って来るように喜和には感じられる。
それだけに、岩伍との約束が出来た当座は心が浮き立つように嬉しくて、喜和は思うことをよく何でも口にした。……(本書40ページ)
本書「解説」より
人物がそれぞれ独特で面白い。とくに喜和という女性が、女の弱さと強さと、嫉妬と愛と、喜びと悲しみをそなえて、忘れられぬ造形となっている。夫の岩伍は、短気な乱暴者で博打にふけり家をかえりみない極道者だが、どこか憎めないこっけい味のある男である。綾子の先生たちや友人たちも、それぞれに陰影深く描けていて、作品の奥行きを増す役目を十全にはたしている。長編小説を読む喜びを、この作品は存分にあたえてくれる。
――加賀乙彦(作家)
宮尾登美子(1926-2014)
高知市生れ。17歳で結婚、夫と共に満州へ渡り、敗戦。九死に一生の辛苦を経て1946(昭和21)年帰郷。県社会福祉協議会に勤めながら執筆した1962年の「連」で女流新人賞。上京後、九年余を費し1972年に上梓した「櫂」が太宰治賞、1978年の『一絃の琴』により直木賞受賞。2009(平成21)年文化功労者となる。他の作品に『序の舞』(吉川英治文学賞)『春燈』『朱夏』『寒椿』『宮尾本平家物語』『錦』など。
- 本の長さ544ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1996/10/30
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101293082
- ISBN-13978-4101293080
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きのね〔上〕 | きのね〔下〕 | 寒椿 | 生きてゆく力 | 櫂 | 治燈 | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.6
67
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5つ星のうち4.5
59
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5つ星のうち4.3
25
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5つ星のうち3.9
18
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5つ星のうち4.1
77
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5つ星のうち4.0
36
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価格 | ¥781¥781 | ¥880¥880 | ¥693¥693 | ¥693¥693 | ¥1,045¥1,045 | ¥979¥979 |
【新潮文庫】宮尾登美子 作品 | 夢み、涙し、耐え、祈る……。梨園の御曹司に仕える身となった娘の、献身と忍従。健気に、そして烈しく生きた、或る女の昭和史。 | 同じ芸妓屋で修業を積み、花柳界に身を投じた四人の娘。鉄火な稼業に果敢に挑んだ彼女達の運命を、愛惜をこめて描く傑作連作集。 | どんな出会いも糧にして生き抜いてきた──。創作の原動力となった思い出の数々を、万感の想いを込めて綴った自伝的エッセイ集。 | 渡世人あがりの剛直義侠の男・岩伍に嫁いだ喜和の、愛憎と忍従と秘めた情念。戦前高知の色街を背景に自らの生家を描く自伝的長編。〈太宰治賞受賞〉 | 土佐の高知で芸妓娼妓紹介業を営む家に生まれ、複雑な家庭事情のもと、多感な少女期を送る綾子。名作『櫂』に続く渾身の自伝小説。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1996/10/30)
- 発売日 : 1996/10/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 544ページ
- ISBN-10 : 4101293082
- ISBN-13 : 978-4101293080
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 77,797位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1926(大正15)年、高知市生れ。
17歳で結婚、夫と共に満州へ渡り、敗戦。九死に一生の辛苦を経て1946(昭和21)年帰郷。県社会福祉協議会に勤めながら執筆した1962年の「連」で女流新人賞。
上京後、九年余を費し1972年に上梓した「櫂」が太宰治賞、1978年の『一絃の琴』により直木賞受賞。2009(平成21)年文化功労者となる。他の作品に『序の舞』(吉川英治文学賞)『春燈』『朱夏』『寒椿』『宮尾本平家物語』『錦』など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の人生にハラハラしながら一気に読みました。
2023年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は最近の若い人がエモいとかいう言葉を使うのが気に入りません。ジェネレーションギャップはいつの時代もありますが、きちんとした敬語も小学校の科目のうちに入れたらいいと思います。英語やプログラミングもいいですがきちんとした書物を読んでいただきたいと思います。これは非常にきれいな日本語で書かれています。ただ少し女性が耐え忍びすぎかなと思ったので星4つにしました。
2017年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
母喜和の生涯を、母の視点から娘が描いた小説・・・・・である。昔映画をちらりとみて、印象が強く忘れずにいたが、この作品が
原作であるとは、知らず、読んでいくうちに気付いた。映画とは、細かい点が異なっており、
映画より、この作品の方があらゆる点で強烈であった。映画では、女義太夫が手放した娘会いたさに大悟の家にふらりと
何度もやってくる場面があった。心を痛くしながらその風景を思い出すこともあったが、そのようなくだりが原作にはないことを知り、
色恋だとかそういうことより、生活にまつわる経済的な辛苦が主題になっているのだと、気づいた。喜和の夫には
同情すべきところが多く、喜和の視点で書かれながらも、喜和が愚かしく思えるのは、筆者の力であろうと思った。
女流作家の中では、読むべき部類だろうと思う。色恋を情事として描かず生活苦の一部として描ける作家は他に、鷺澤萠などぐらいではなかろうかと
思うのだが、どういう因縁があられるのか自衛隊ばかりを主題に描く湊かなえであるとか、日本語がガタガタの吉本ばなななどや、情事ばかりを丹念に描く唯川恵や山田詠美などが有名になって、話題になっているのは、本当に不当である。
原作であるとは、知らず、読んでいくうちに気付いた。映画とは、細かい点が異なっており、
映画より、この作品の方があらゆる点で強烈であった。映画では、女義太夫が手放した娘会いたさに大悟の家にふらりと
何度もやってくる場面があった。心を痛くしながらその風景を思い出すこともあったが、そのようなくだりが原作にはないことを知り、
色恋だとかそういうことより、生活にまつわる経済的な辛苦が主題になっているのだと、気づいた。喜和の夫には
同情すべきところが多く、喜和の視点で書かれながらも、喜和が愚かしく思えるのは、筆者の力であろうと思った。
女流作家の中では、読むべき部類だろうと思う。色恋を情事として描かず生活苦の一部として描ける作家は他に、鷺澤萠などぐらいではなかろうかと
思うのだが、どういう因縁があられるのか自衛隊ばかりを主題に描く湊かなえであるとか、日本語がガタガタの吉本ばなななどや、情事ばかりを丹念に描く唯川恵や山田詠美などが有名になって、話題になっているのは、本当に不当である。
2015年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図書館で探しても、なかなか見つからなかったので、助かりました。
2019年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変面白かったです。宮尾富美子さんは好きな作家さんでしたが、これを読んでもっと好きになりました。感慨深い小説だと思います。
2018年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テレビ・映画化されたこの作品は、時代を問わず年齢を問うことなく己が過去を見つめ直させる珠玉の名品だ。
櫂は三年櫓は三月と言うように、己が生きる為に漕ぎ続けなければ流され、手を離せば死が待つ。
理不尽にも亭主の犠牲になり他人の為に、己が為の如く櫂を漕ぐ喜和の生き方が自分の母親にみたとき自然と涙が頬を伝う。
何度読んでも心打たれる名作だ。借りるのではなく買って長く心で温めて頂きたくお薦めしたい。
櫂は三年櫓は三月と言うように、己が生きる為に漕ぎ続けなければ流され、手を離せば死が待つ。
理不尽にも亭主の犠牲になり他人の為に、己が為の如く櫂を漕ぐ喜和の生き方が自分の母親にみたとき自然と涙が頬を伝う。
何度読んでも心打たれる名作だ。借りるのではなく買って長く心で温めて頂きたくお薦めしたい。
2017年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮尾登美子さんの本は初めて読みました。ご本人の自伝的な小説ということで購入。その当時の風俗、情景が描かれていて興味深く読みました。