さすがドナルド・キーンさん。
よく調べられ、読みごたえ十分です
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石川啄木 単行本 – 2016/2/26
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購入オプションとあわせ買い
現代歌人の先駆となった啄木の壮烈な生涯をたどる渾身の本格的評伝! 生地日戸村には一切触れず、啄木が自らの「故郷」と呼んだ渋民村。函館、小樽、釧路を転々とした北海道での漂泊。金田一京助とのあいだの類いまれなる友情。そして、千年に及ぶ日本の日記文学の伝統を受け継いだ『ローマ字日記』。膨大な資料をもとに啄木の生涯と作品を丹念に読み解く、九十三歳の著者が精魂傾けた傑作評伝。
- 本の長さ375ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2016/2/26
- 寸法14 x 3.2 x 19.7 cm
- ISBN-104103317094
- ISBN-13978-4103317098
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2016/2/26)
- 発売日 : 2016/2/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 375ページ
- ISBN-10 : 4103317094
- ISBN-13 : 978-4103317098
- 寸法 : 14 x 3.2 x 19.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 525,687位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
氏の「日本文学の歴史」を発売されるごとに読み、全巻読んだ感想はわかりやすくて面白い、
というものだったがこの本もそうだ。啄木に関する興味深い読み物になっている。短歌作品
の分析はほとんどなく、伝記と捉えた方が良いが、以下に、気になったフレーズを挙げてみる。
・余は、社会主義者となるには、余りに個人の権威を重じて居る。さればといつて、専制的な
利己主義者となるには余りに同情と涙に富んで居る。所詮は余一人の特別なる意味に於ける
個人主義者である。
・余は余の理想の教育者である。余は日本一の代用教員である
・明治四十二年四月から六月にかけて、啄木は日本文学に前例のない作品『ローマ字日記』を
書いた。翌四十三年十二月には、処女歌集にして最高傑作である『一握の砂』が刊行された。
・「病気をしたい。」この希望は長いこと予の頭の中にひそんでいる。~ああ、あらゆる責任
を解除した自由の生活! 我等がそれを得るの道はただ病気あるのみだ!
・一生に二度とは帰って来ないいのちの一秒だ。おれはその一秒がいとしい。ただ逃がして
やりたくない。それを現すには、形が小さくて、手間暇のいらない歌が一番便利なのだ。実際
便利だからね。歌といふ詩形を持つてるといふことは、我々日本人の少ししか持たない幸福の
うちの一つだよ。
この若さで何故周りから声が掛かり、著名人と交際できたのかについては、読み進めてもいま
ひとつぴんと来なかったが、やはり彼の言葉は見る人が見れば当時でも光っていたのだろうか。
小説家として身を立てたかったもののうまくいかず、結局、歌人として歴史に名を残したが、
言葉の才を発揮するのに短歌こそ最適だったのだろう。
アドラー流に言えば、自殺ではないにせよ、彼は死にたかったから夭折したのかもしれない。
短いが命の密度は濃く、三十一音にその時々の思いが結実している。
というものだったがこの本もそうだ。啄木に関する興味深い読み物になっている。短歌作品
の分析はほとんどなく、伝記と捉えた方が良いが、以下に、気になったフレーズを挙げてみる。
・余は、社会主義者となるには、余りに個人の権威を重じて居る。さればといつて、専制的な
利己主義者となるには余りに同情と涙に富んで居る。所詮は余一人の特別なる意味に於ける
個人主義者である。
・余は余の理想の教育者である。余は日本一の代用教員である
・明治四十二年四月から六月にかけて、啄木は日本文学に前例のない作品『ローマ字日記』を
書いた。翌四十三年十二月には、処女歌集にして最高傑作である『一握の砂』が刊行された。
・「病気をしたい。」この希望は長いこと予の頭の中にひそんでいる。~ああ、あらゆる責任
を解除した自由の生活! 我等がそれを得るの道はただ病気あるのみだ!
・一生に二度とは帰って来ないいのちの一秒だ。おれはその一秒がいとしい。ただ逃がして
やりたくない。それを現すには、形が小さくて、手間暇のいらない歌が一番便利なのだ。実際
便利だからね。歌といふ詩形を持つてるといふことは、我々日本人の少ししか持たない幸福の
うちの一つだよ。
この若さで何故周りから声が掛かり、著名人と交際できたのかについては、読み進めてもいま
ひとつぴんと来なかったが、やはり彼の言葉は見る人が見れば当時でも光っていたのだろうか。
小説家として身を立てたかったもののうまくいかず、結局、歌人として歴史に名を残したが、
言葉の才を発揮するのに短歌こそ最適だったのだろう。
アドラー流に言えば、自殺ではないにせよ、彼は死にたかったから夭折したのかもしれない。
短いが命の密度は濃く、三十一音にその時々の思いが結実している。
2016年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数年前に岩手を旅行した際、大勢の来場者を迎える立派な宮沢賢治の記念館と
訪れる人もなく、蜘蛛の巣が張り閉館されたままの石川啄木の記念館を見て回りましたが、その落差に驚きました。
救いは勝手に入ることのできたいまだ現存する啄木が居住した土間と板の間のみの家屋を見学できたことでしょうか。
その後、吹雪の中、函館の石川啄木の墓を訪れた後タクシーの運転手さんが「石川啄木は女郎屋通いもしていたようですよ。」
という話も聞きました。
昔は筑摩書房の啄木全集も持っていましたが、ローマ字日記は読まず終いでした。
最近古本でノーベル書房版の全集を購入しましたが、ローマ字日記は編纂されていませんでした。
今回それを根底にした本書が出版されたので読んでみました。
引き込まれるように読みました。
巻末のドナルドキーンの「啄木の絶大な人気が復活する機会があるとしたら、それは人間が変化を求める時である。
地下鉄の中でゲームの数々にふける退屈で無意味な行為は、いつしか偉大な音楽の豊かさや
石川啄木の詩歌の人間性へと人を駆り立てることになるだろう。」に期待するところです。
私が購入した本は2016年2月25日初版から三刷の同5月20日でした。
訪れる人もなく、蜘蛛の巣が張り閉館されたままの石川啄木の記念館を見て回りましたが、その落差に驚きました。
救いは勝手に入ることのできたいまだ現存する啄木が居住した土間と板の間のみの家屋を見学できたことでしょうか。
その後、吹雪の中、函館の石川啄木の墓を訪れた後タクシーの運転手さんが「石川啄木は女郎屋通いもしていたようですよ。」
という話も聞きました。
昔は筑摩書房の啄木全集も持っていましたが、ローマ字日記は読まず終いでした。
最近古本でノーベル書房版の全集を購入しましたが、ローマ字日記は編纂されていませんでした。
今回それを根底にした本書が出版されたので読んでみました。
引き込まれるように読みました。
巻末のドナルドキーンの「啄木の絶大な人気が復活する機会があるとしたら、それは人間が変化を求める時である。
地下鉄の中でゲームの数々にふける退屈で無意味な行為は、いつしか偉大な音楽の豊かさや
石川啄木の詩歌の人間性へと人を駆り立てることになるだろう。」に期待するところです。
私が購入した本は2016年2月25日初版から三刷の同5月20日でした。
2024年1月11日に日本でレビュー済み
自信と反抗
上京、失意、結婚
◆渋民村で代用教員となる
一家離散、北海道へ
函館の四カ月、札幌に二週間
小樽でも我儘を通す
釧路の極寒
小説の失意、短歌の昂揚
朝日新聞の校正係となる
傑作『ローマ字日記』
啄木の悲哀、節子の悲哀
悲嘆の中の『一握の砂』の成功
二つの「詩論」
大逆事件、入院
最期の日々
死せるのちの啄木
註
参考文献
私達自身のような「夭折の天才」 平野啓一郎。
上京、失意、結婚
◆渋民村で代用教員となる
一家離散、北海道へ
函館の四カ月、札幌に二週間
小樽でも我儘を通す
釧路の極寒
小説の失意、短歌の昂揚
朝日新聞の校正係となる
傑作『ローマ字日記』
啄木の悲哀、節子の悲哀
悲嘆の中の『一握の砂』の成功
二つの「詩論」
大逆事件、入院
最期の日々
死せるのちの啄木
註
参考文献
私達自身のような「夭折の天才」 平野啓一郎。
2019年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
病の床で詠む句や、漱石達との繋がりはわかりやすくて読み応えがあり面白いです。とても良かったです。
2022年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
石川啄木という人は、日記をつけていた。これが啄木全集として残されている。これをドナルドキーンが丁寧に読み込み、評伝をまとめている。特に、ローマ字日記は、啄木の赤裸々な記録が記されており、生々しい。
2019年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
石川啄木に何故か引かれます。ドナルドキーンさんの文章がそうさせるのかもしれませんが。最高です。
2023年4月22日に日本でレビュー済み
ドナルド・キーンは、文化勲章受章者である。丸谷才一の書物から、その姿はちらほらうかがっていて、知らない間に、文化勲章受章して、物故された。外国人による日本文学研究という事象への偏見もあって、ずっと一冊も読まずに来たのだが、しばらく本を読めない日々が続き、ふいに読んでみるかと思い、購入した。原文は英文であるらしく、文庫版には翻訳者の氏名も合わせ掲載されていたが、翻訳の結果は、非常に読みやすく知的な文章として結実しており、内容も細部から大枠に至るまで何一つ不満のない見事な出来栄えだった。原文自体がそうであると思うが、読めないので仕方がない。啄木については、だれしも一家言あるところであるが、それも途中で放棄されているように思われる。そういう時、そういう人々に、手に取ってもらえればうってつけであるものが、この新潮社の文庫本である。新潮社の文庫本の持つあの懐かしく正統的な文学のもたらす純粋な喜びが、この文庫本には、ある。おすすめ。