このカメラをフロントに装着、ルームミラー型モニターに接続して、必要な時だけ映すという使い方をしています。通常は、本製品の姉妹機CMOS-220でリアをずっと映しているという「ルームミラーレス」の使い方です。
このカメラで私が期待していたのは、車の鼻先から左右を確認するモードと、同じく鼻先の真下を見るモードですが、ともに十分な画質と視野で、大満足です。見通しが悪くコーナーミラーもない交差点に恐る恐る侵入する際に左右からやってくる人や車の様子、それと駐車場に前向きで止める時の車止めとのぎりぎりの距離感、ともに目視では絶対に確認できないリスクポイントがよく見えます。車の鼻先を出すか出さないかの位置で左右からの接近が完全に把握できます（写真を参照してください）。小さく映るので目を凝らす必要はありますが。
表示角度の調整モードも備えており、こんな小さな筐体にこれだけの機能が入っていることに驚きます。私が装着した車は2015年4月納車のデミオDJですが、フロントナンバープレートの下の隙間に装着してもらいました。切り替えスイッチはイグニションスイッチのちょっと下です。（ディーラーさん、面倒なお願いを聞いてくれてありがとう！）慣れてくると、上下左右全部を見渡すウルトラワイドビューだけで把握でき、切り替えもしなくなりましたが。
なお、この製品は映像の左右反転設定、つまりリア用とフロント用の切り替えが、単体でできます（もちろんディスプレイ接続は必要ですが）。KENWOODナビなど表示側で反転できるシステムでないとフロント用には使えないとレビューしておられる方がいらっしゃいますが、誤解です。出荷設定はリア用になっているようで、私とディーラーの担当の人もフロントに付けてスイッチオンした段階では変な方向が映っているので慌てましたが、設定の切り替え方はマニュアルに書いてあります（確かに誤解を招く書き方ですが）。慌てず設定しなおしましょう。
≪2017/2/9追記≫
家族用に購入したダイハツのキャスト・アクティバにも同じく本製品を装着しました。やはりフロントグリルに設置し、エンジンルームのバッテリーの後ろにあるグロメットに穴を開けてカメラのラインを通し、室内に出します。表示は、AutoPumpkinのAndroidベースのヘッドユニットです。外部AV入力に接続。アクティバのステアリングのMODEスイッチで順番に画面を切り替えるだけでカメラ画像が表示できますので、運転中でも手元操作だけで簡単にフロント画像が見られます。見通しの悪い交差点や、駐車場で両側を大きな車に挟まれた時の安全確認に極めて便利です。
《2017/09/05追記》
装着して2年半、常に水と雪と氷と泥と極寒と灼熱にさらされる車外設置ですが、機能と画質には何の問題も発生していません。防水能力と耐久性にも優れています。
《2020/09/24追記》
装着して5年半、同じ条件でずっと水と雪と氷と泥と極寒と灼熱にさらされていますが、性能に何ら変化なく、鮮明に写ります。その間毎朝の出勤時にお世話になってきました。いや、すごい耐久性。10万キロ走行に近づき、車本体のほうが古びてきました（笑）
《2022/04/02追記》
装着してもうすぐ7年、状況変わらず、完全に機能しています。いや、すごい耐久性。車もまだ現役です。車検のたびに買い替えを真剣に考えていますが。
【写真】
1. 中：車先端を駐車場の区画線端とほぼ揃えた状態で停車
左：ウルトラワイドビューの左側拡大（遠くまで区画線の端の並びが視認できることに注目）
右：同様に右側も区画線の端の並びが視認できる
2. ディスプレイに映したウルトラワイドビューの全体（鼻先の下の地面も左右の遠方も、全部これで視認できる）
| メーカー | ケンウッド(KENWOOD) |
|---|---|
| ブランド | ケンウッド(KENWOOD) |
| モデル名 | CMOS-320 |
| 梱包サイズ | 30.1 x 17 x 6.5 cm; 415.99 g |
| 商品モデル番号 | CMOS-320 |
| メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
| ボルト数 | 12 ボルト |
| 商品の重量 | 416 g |
