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春燈 (新潮文庫) 文庫 – 1991/3/27
宮尾 登美子
(著)
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購入オプションとあわせ買い
両親の離縁、性への戸惑い、自我の目覚め――。置屋の娘に生まれた綾子の青春時代。
『櫂』から『春燈』へ。そして『朱夏』『仁淀川』へと続く、自伝的長編の第二幕。
土佐の高知で芸妓娼妓紹介業を営む家に生まれ育ち、複雑な家庭事情のもと、多感な少女期を送る綾子。育ての母喜和と実父岩伍の離縁という破局の中にあって、若くみずみずしい心は激しく葛藤し、やがて束の間の淡い青春を迎える……。
両親の側から生家の事情を克明に描いた名作『櫂』と、戦時下の満州での苦難の結婚生活に焦点を当てた『朱夏』を架橋する、著者渾身の自伝小説。
著者の言葉
「春燈」の完成で、綾子の人生は「櫂」と「朱夏」がつながりました。「朱夏」の終章で綾子はようやく二十歳、このあと展開してゆく運命について、果して作者が勇を振るって立向えるかどうか、いまはまだ何もいえません。
考えてみれば、綾子という一個人について何故かくも執拗に追い続けるのか、疑問も起りますが、作家として他人の人生を描くならばその代償として、或は対比として、自分自身をあますところなく暴いてみせるのが誠意なのだと、ほとんど頑固にそう思い込んでいます。(本書「単行本 あとがき」)
本書「解説」より
この娘(綾子)は、実父との関係を、殺されるか、さもなければ殺すか、というほどまでに切羽詰まった覚悟で捉えている。通常ならば、この種の激烈な愛憎模様は、家族小説の枠内では父親と息子との間で演じられそうなものだが、ここでは、そういった〝常識〟は通用しないのである。但(ただ)し、右の(引用の)殺気立った場面に続くのは、二階の部屋で文字どおり水入らずになった父と娘の間で交される意外な対話である。
――島弘之(文芸評論家)
宮尾登美子(1926-2014)
高知市生れ。17歳で結婚、夫と共に満州へ渡り、敗戦。九死に一生の辛苦を経て1946(昭和21)年帰郷。県社会福祉協議会に勤めながら執筆した1962年の「連」で女流新人賞。上京後、九年余を費し1972年に上梓した「櫂」が太宰治賞、1978年の『一絃の琴』により直木賞受賞。2009(平成21)年文化功労者となる。他の作品に『序の舞』(吉川英治文学賞)『春燈』『朱夏』『寒椿』『宮尾本平家物語』『錦』など。
『櫂』から『春燈』へ。そして『朱夏』『仁淀川』へと続く、自伝的長編の第二幕。
土佐の高知で芸妓娼妓紹介業を営む家に生まれ育ち、複雑な家庭事情のもと、多感な少女期を送る綾子。育ての母喜和と実父岩伍の離縁という破局の中にあって、若くみずみずしい心は激しく葛藤し、やがて束の間の淡い青春を迎える……。
両親の側から生家の事情を克明に描いた名作『櫂』と、戦時下の満州での苦難の結婚生活に焦点を当てた『朱夏』を架橋する、著者渾身の自伝小説。
著者の言葉
「春燈」の完成で、綾子の人生は「櫂」と「朱夏」がつながりました。「朱夏」の終章で綾子はようやく二十歳、このあと展開してゆく運命について、果して作者が勇を振るって立向えるかどうか、いまはまだ何もいえません。
考えてみれば、綾子という一個人について何故かくも執拗に追い続けるのか、疑問も起りますが、作家として他人の人生を描くならばその代償として、或は対比として、自分自身をあますところなく暴いてみせるのが誠意なのだと、ほとんど頑固にそう思い込んでいます。(本書「単行本 あとがき」)
本書「解説」より
この娘(綾子)は、実父との関係を、殺されるか、さもなければ殺すか、というほどまでに切羽詰まった覚悟で捉えている。通常ならば、この種の激烈な愛憎模様は、家族小説の枠内では父親と息子との間で演じられそうなものだが、ここでは、そういった〝常識〟は通用しないのである。但(ただ)し、右の(引用の)殺気立った場面に続くのは、二階の部屋で文字どおり水入らずになった父と娘の間で交される意外な対話である。
――島弘之(文芸評論家)
宮尾登美子(1926-2014)
高知市生れ。17歳で結婚、夫と共に満州へ渡り、敗戦。九死に一生の辛苦を経て1946(昭和21)年帰郷。県社会福祉協議会に勤めながら執筆した1962年の「連」で女流新人賞。上京後、九年余を費し1972年に上梓した「櫂」が太宰治賞、1978年の『一絃の琴』により直木賞受賞。2009(平成21)年文化功労者となる。他の作品に『序の舞』(吉川英治文学賞)『春燈』『朱夏』『寒椿』『宮尾本平家物語』『錦』など。
- 本の長さ643ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1991/3/27
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101293058
- ISBN-13978-4101293059
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きのね〔上〕 | きのね〔下〕 | 寒椿 | 生きてゆく力 | 櫂 | 治燈 | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.6
67
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5つ星のうち4.5
59
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5つ星のうち4.3
25
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5つ星のうち3.9
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5つ星のうち4.1
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5つ星のうち4.0
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価格 | ¥781¥781 | ¥880¥880 | ¥693¥693 | ¥693¥693 | ¥1,045¥1,045 | ¥979¥979 |
【新潮文庫】宮尾登美子 作品 | 夢み、涙し、耐え、祈る……。梨園の御曹司に仕える身となった娘の、献身と忍従。健気に、そして烈しく生きた、或る女の昭和史。 | 同じ芸妓屋で修業を積み、花柳界に身を投じた四人の娘。鉄火な稼業に果敢に挑んだ彼女達の運命を、愛惜をこめて描く傑作連作集。 | どんな出会いも糧にして生き抜いてきた──。創作の原動力となった思い出の数々を、万感の想いを込めて綴った自伝的エッセイ集。 | 渡世人あがりの剛直義侠の男・岩伍に嫁いだ喜和の、愛憎と忍従と秘めた情念。戦前高知の色街を背景に自らの生家を描く自伝的長編。〈太宰治賞受賞〉 | 土佐の高知で芸妓娼妓紹介業を営む家に生まれ、複雑な家庭事情のもと、多感な少女期を送る綾子。名作『櫂』に続く渾身の自伝小説。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1991/3/27)
- 発売日 : 1991/3/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 643ページ
- ISBN-10 : 4101293058
- ISBN-13 : 978-4101293059
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 53,846位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1926(大正15)年、高知市生れ。
17歳で結婚、夫と共に満州へ渡り、敗戦。九死に一生の辛苦を経て1946(昭和21)年帰郷。県社会福祉協議会に勤めながら執筆した1962年の「連」で女流新人賞。
上京後、九年余を費し1972年に上梓した「櫂」が太宰治賞、1978年の『一絃の琴』により直木賞受賞。2009(平成21)年文化功労者となる。他の作品に『序の舞』(吉川英治文学賞)『春燈』『朱夏』『寒椿』『宮尾本平家物語』『錦』など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮尾先生が亡くなって以来、手に入りにくくなっているのでありがたかったです。商品の状態も良く、満足しております。
2012年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物おもへば沢の蛍も我が身よりあくがれいづる魂(たま)かとぞみる 和泉式部
いい作品に出会うと、魂が抜け出ていく。同じ感情で、同じ場所で、同じ時代に、同じものを、はるか時空を超えて、見ている。
宮尾登美子の「春燈」もそういう作品で、まだ途中までしか読んでいないが、先を読むのが惜しいような気がする。物語が終わってしまうより、いつまでもそこにとどまっていたいからだ。ちょっと苦痛を感じながら読み進むうちに、行ったこともない、海辺の家から望む高知の海が、当時の作者と同じ気持ちで、見えて来た。その街の路地裏まではっきりと見えて来る。これが小説の醍醐味というものです。自分の魂が脱け出て、はるかな過去とその場所に一瞬で行って、当時の作者の背後から、同じ海や時代を見つめている。
いい作品に出会うと、魂が抜け出ていく。同じ感情で、同じ場所で、同じ時代に、同じものを、はるか時空を超えて、見ている。
宮尾登美子の「春燈」もそういう作品で、まだ途中までしか読んでいないが、先を読むのが惜しいような気がする。物語が終わってしまうより、いつまでもそこにとどまっていたいからだ。ちょっと苦痛を感じながら読み進むうちに、行ったこともない、海辺の家から望む高知の海が、当時の作者と同じ気持ちで、見えて来た。その街の路地裏まではっきりと見えて来る。これが小説の醍醐味というものです。自分の魂が脱け出て、はるかな過去とその場所に一瞬で行って、当時の作者の背後から、同じ海や時代を見つめている。
2022年1月2日に日本でレビュー済み
主人公綾子の女学校での親友、則子が胸の病気で亡くなる前、綾子は「関さん、今年の夏こそ、あんたのお国へ連れて行ってちょうだいね。一しょに遊ぼうね」と言う。この数時間後、則子は十七歳の生涯を閉じる。
その後、綾子は則子の生まれ故郷の小学校の代用教員となり、「関さん、来たよ。とうとう来ましたよ。あなたのすばらしい故郷、私にどうしても見せとうて、ここまで連れて来てくれたんやね。」と話す。
南野陽子さんが主演だった春燈のドラマを思い出しながら、また、原作を読み直しました。
その後、綾子は則子の生まれ故郷の小学校の代用教員となり、「関さん、来たよ。とうとう来ましたよ。あなたのすばらしい故郷、私にどうしても見せとうて、ここまで連れて来てくれたんやね。」と話す。
南野陽子さんが主演だった春燈のドラマを思い出しながら、また、原作を読み直しました。
2015年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新品の商品がなかったので、購入する事にしましたが、全てのページが変色していて、さわるのを躊躇するほど、汚い商品でした。
二度と購入しません。
二度と購入しません。
2009年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
太宰治賞の出世作「櫂」と、満洲で敗戦となり引揚げまでを描いた「朱夏」をつなぐのが「春燈」だ。物語の順番としては「櫂」→「春燈」→「朱夏」だが、発表は櫂1973年。朱夏1980年。春燈1988年となり、一連の作品の最後の作「仁淀川」は1998年で、「櫂」から25年の歳月をかけた自伝大河小説となる。
「春燈」は「櫂」で母親喜和と引き離され、父岩伍の許で暮らすようになった綾子の代用教員になるまでが書かれている。奔放で向こう見ずで我儘だが、明るく聡明繊細つつましい面も備えている綾子が、複雑な家庭より女学校に入っても伸び伸びとしている所が楽しい。
正月などの細かくわずらわしいしきたりなど、だんだん薄れて簡略化されてゆき、うるさくいかめしい岩伍も往時のような激しさが無くなってはいるが、うっとうしい父の許から逃れたいばかりに代用教員の道を選ぶ。緊迫する戦局のため人手不足でなければ、無資格の綾子など採用されなかっただろう。
親友規子により音楽や文学に目覚めたが規子は早世。その後代用教員として生家近くの学校に赴任、規子の墓に詣でる。美しい山村の景色が目に浮かび、自然描写と人の心が溶け合うような最後で、作者の文章には何時も上手いなあと思った。
「春燈」は「櫂」で母親喜和と引き離され、父岩伍の許で暮らすようになった綾子の代用教員になるまでが書かれている。奔放で向こう見ずで我儘だが、明るく聡明繊細つつましい面も備えている綾子が、複雑な家庭より女学校に入っても伸び伸びとしている所が楽しい。
正月などの細かくわずらわしいしきたりなど、だんだん薄れて簡略化されてゆき、うるさくいかめしい岩伍も往時のような激しさが無くなってはいるが、うっとうしい父の許から逃れたいばかりに代用教員の道を選ぶ。緊迫する戦局のため人手不足でなければ、無資格の綾子など採用されなかっただろう。
親友規子により音楽や文学に目覚めたが規子は早世。その後代用教員として生家近くの学校に赴任、規子の墓に詣でる。美しい山村の景色が目に浮かび、自然描写と人の心が溶け合うような最後で、作者の文章には何時も上手いなあと思った。
2008年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮尾登美子の『綾子』物語は多数あるけれど、まずはこの作品から読むことを
おすすめしたいです。綾子満6歳から、高女を出て臨時教員になり未来の夫に
出会うまでを書いています。それでも読むことを続けてしまう文章力があり、
まずこの作品を読んで、母・喜和の『櫂』を。綾子苦難の『朱夏』、
帰国後を描いた『仁淀川』、そして父・岩五の『覚書き』と読んでいくと
だんだん綾子を好きになっていく自分がいました。
おすすめしたいです。綾子満6歳から、高女を出て臨時教員になり未来の夫に
出会うまでを書いています。それでも読むことを続けてしまう文章力があり、
まずこの作品を読んで、母・喜和の『櫂』を。綾子苦難の『朱夏』、
帰国後を描いた『仁淀川』、そして父・岩五の『覚書き』と読んでいくと
だんだん綾子を好きになっていく自分がいました。