訳は癖がありますが、好きです。
日本語としては辿々しいですが
原著者が何を言いたかったのかそのまま入ってくる感じがします。
内容は始まりからハーン・バナッハの定理です。関数解析を初めてこの本で読んだら多くの人は挫折します。
どの程度の本を前提に書いた本なのか国が違うのでわかりませんが、線形空間からノルム、バナッハ、ヒルベルト、線形作用論をひととおりを学んでから読むと良いと思います。
日本なら増田先生の本あたりを読んだ後に黒田、黒田、藤田、伊藤先生の関数解析を傍らに置きながら読むと良いかもしれません。
弱位相に詳しいところが珍しい本です。
ただ弱位相で有限の共通と任意合併の説明を具体的に文字で書いて欲しかったなと思いましたが、その辺は他の本でギャップを埋めると良いかもしれません。黒田、藤田、伊藤本は性質を導くのは弱収束だけで乗り切りますが、弱位相の構成の仕方は書いてくれてます。
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関数解析: その理論と応用に向けて 単行本 – 1988/10/1
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目次◇日本語版への序文◇序文 第Ⅰ章HAHN-BAN BACH の諸定理・共役凸巻数の理論への入門。第Ⅱ章BANACH-STEINHAUSの定理と閉グラフ定理、直交関係。第Ⅲ章弱位相.回帰的空間.可分空間.一様凸空間 第Ⅳ章Lp空間 第Ⅴ章Hibert空間。第Ⅵ章コンパクト作用素.コンパクト自己共役作用素のスペクトル。第Ⅶ章Hille-吉田の定理。第Ⅷ章1次元でのSobolev空間と境界値問題の変分法的定式化。第Ⅸ章N次元空間でのSovolev空間と境界値問題の変分法的定式化。第Ⅹ章発展問題:熱方程式と波動方程式
- ISBN-104782805071
- ISBN-13978-4782805077
- 出版社産業図書
- 発売日1988/10/1
- 言語日本語
- 本の長さ325ページ
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登録情報
- 出版社 : 産業図書 (1988/10/1)
- 発売日 : 1988/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 325ページ
- ISBN-10 : 4782805071
- ISBN-13 : 978-4782805077
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2018年12月17日に日本でレビュー済み
Lawrence Evans, PDEが有名ですが、現代論に入るまでがとても長いので、数学科の人は偏微分方程式から遠ざかる人がかなり多いです。
関数解析をある程度学習した人には、こちらの方が良いと思います。
「Functional Analysis, Sobolev Spaces and Partial Differential Equations (Universitext)を読みましょう。
関数解析をある程度学習した人には、こちらの方が良いと思います。
「Functional Analysis, Sobolev Spaces and Partial Differential Equations (Universitext)を読みましょう。
2013年1月2日に日本でレビュー済み
最初のテーマがHahn-Banachの定理とある通り、初学には読むのには向きません。
Sobolev空間からの偏微分方程式への応用の部分が大きな特徴としてあげられますが、弱位相の導入・凸解析入門・Stampacchia の定理など一歩突っ込んだHilbert空間論など他の和書に見られない特徴があります。
また、よく言われる翻訳についてですが、慣れれば非常に読みやすい訳だと感じるようになるはずです。
関数方程式の研究者へ踏み出す一歩として、必ず読んで欲しい本としておススメします。
Sobolev空間からの偏微分方程式への応用の部分が大きな特徴としてあげられますが、弱位相の導入・凸解析入門・Stampacchia の定理など一歩突っ込んだHilbert空間論など他の和書に見られない特徴があります。
また、よく言われる翻訳についてですが、慣れれば非常に読みやすい訳だと感じるようになるはずです。
関数方程式の研究者へ踏み出す一歩として、必ず読んで欲しい本としておススメします。
2019年4月24日に日本でレビュー済み
ブレジス先生の書かれた内容「は」素晴らしい.しかし訳がその良さを帳消しにしてしまっている.
この訳ですぐれた訳出などと言われても困ったものだが,数学的流れが分かっていないのが丸出しの誤訳すらみられる.
ブレジス先生の文章にこんなしょうもない訳をあてること自体ブレジス先生への冒涜であるが,それを出版しあまつさえ利潤を得るなどあってはならないことであるといわざるを得ない.
【追記】
現在自分で見つけた誤植をもとにエラーリストを作成中である。
さほど多くないと思って書き始めたが、予想以上に多くのミスがあり
驚きを隠せない。
この訳ですぐれた訳出などと言われても困ったものだが,数学的流れが分かっていないのが丸出しの誤訳すらみられる.
ブレジス先生の文章にこんなしょうもない訳をあてること自体ブレジス先生への冒涜であるが,それを出版しあまつさえ利潤を得るなどあってはならないことであるといわざるを得ない.
【追記】
現在自分で見つけた誤植をもとにエラーリストを作成中である。
さほど多くないと思って書き始めたが、予想以上に多くのミスがあり
驚きを隠せない。
2005年5月28日に日本でレビュー済み
この本は、関数解析の応用について書かれた本で、関数解析の入門書をある程度やってからでないとキツイと思います。
しかし、この本はソボレフ空間についてとても詳しく書かれています。これ程までにソボレフ空間について詳細に書かれている数学の本を他に知りません。さらに応用として、偏微分方程式の変分法的定式化などについてもとても詳しく書かれています。日本語でソボレフ空間について学ぶならば、この本が最適、と言うよりこの本をおいて他にはないと思います。
ただ、星が4つなのは、残念なことに文が何とも読みづらい。ブレジスのフランス語の関数解析の本が日本語に訳されて出版されたわけですが、直訳したのではないかと思わせるほどに読みづらいです。例えば「一般位相の起想から始めよう」や「経済的な位相」「このhは0にいく運命」など、表現に慣れるまではなかなか読みづらい。
ですが、本の題名の「理論と応用に向けて」の何恥じない内容になっていて、関数解析の入門を一通り終え、偏微分方程式論について学ぶ方にはお勧めの一冊です。
しかし、この本はソボレフ空間についてとても詳しく書かれています。これ程までにソボレフ空間について詳細に書かれている数学の本を他に知りません。さらに応用として、偏微分方程式の変分法的定式化などについてもとても詳しく書かれています。日本語でソボレフ空間について学ぶならば、この本が最適、と言うよりこの本をおいて他にはないと思います。
ただ、星が4つなのは、残念なことに文が何とも読みづらい。ブレジスのフランス語の関数解析の本が日本語に訳されて出版されたわけですが、直訳したのではないかと思わせるほどに読みづらいです。例えば「一般位相の起想から始めよう」や「経済的な位相」「このhは0にいく運命」など、表現に慣れるまではなかなか読みづらい。
ですが、本の題名の「理論と応用に向けて」の何恥じない内容になっていて、関数解析の入門を一通り終え、偏微分方程式論について学ぶ方にはお勧めの一冊です。
2010年6月24日に日本でレビュー済み
非線形解析学を学ぶために和書のすべて関数解析の本にあたって数年、どの本を読んでも線形代数の線形空間論の延長としか理解できなかったのですが、この本でようやく関数解析が理解できた気持ちになりました。また、細かいところが気になる性格で徹底的に細部まで読み込んだ本で、自分で細部までフォロウできた唯一の本でした。質問できる人がいませんでしたが、気になる箇所は1日ぐらい考えると決まって解決できました。細部までよく練れている本です。また、ミスが非常に少ない本で、気づいたのは2,3箇所ぐらいと思います。それはこの本が講義ノートをまとめたことにもあると思いました。訳は直訳で読みにくいと最初思ったのでしたが、実際はかえって正確に意味は伝わりました。またI部で関数解析の一般論を論じ(普通この部分しかない本がほとんどです。)II部でソボレフ空間を丁寧に扱い変分法的に楕円型、放物形、双曲型の偏微分方程式の解の存在と一意性を扱っている。ソボレフ空間については唯一の和書の良書、宮島静雄著「ソボレフ空間の基礎と応用」がありますが、n次元空間上のソボレフ空間を一般的に書いていて初心者には少し難しいかもしれません。、ブレジスの本では1次元の場合を相当に丁寧に扱っており読みやすいです。この本を読む前に吉田伸夫著「ルベーグ積分入門」を読んでから読み始めたのも良かったと思いました。演習書がでていたようですが手に入りませんでしたが、英訳本「Functional Analysis, Sobolev Spaces and Partial Differential Equations (Universitext) [ペーパーバック]が出版されました。この中には演習書も含まれてます。
2009年10月19日に日本でレビュー済み
読めば分かるが、訳したのは監修者ではなく、おそらく学生なので、ところどころ誤訳が目立つ。仏和辞典片手に原著と併せて読むと理解が早い。原著は本屋に無ければ、大学の図書館に1冊は有ると思います。